ブログ上での口調(文体:常体・敬体)とそれが与える印象
まず、常体・敬体とは、文末がそれぞれ以下のようになる文体です。
- 常体:〜だ・〜である
- 敬体:〜です・〜ます
ブログにおける文体は、それだけである程度ブログの印象を決めてしまいます。 それだけに、ブログを始める際に悩む人も多いのではないのでしょうか。
さて、僕もしばらくブログを続けてきて、この文体について常体・敬体の「どっちが良いんだろう」と考え始めました。 つまりブログの性質に合った書き方を改めて考えてみたのです。
ということで、常体・敬体の特徴についてまとめてみました。
(このブログの文体は、前回のエントリまでは常体だったのですが、今回は実験も兼ねて敬体で書いてみます)
常体・敬体の特徴
常体・敬体については、Wikipediaによると
普通体(常体)は相手を意識しないかのような文体であるため独語体と称し、丁寧体(敬体)は相手を意識する文体であるため対話体と称することもある。
とあります。 つまり、ブログの読者1人1人を意識するかどうかが大きな特徴と言えると思います。
以下に、僕なりに考えたブログにおける常体・敬体の特徴について述べます。 少し極端過ぎる表現があると思いますが、実際は「〜の傾向にある」程度に受け取ってもらえればと思います。
常体の特徴
常体(〜だ・〜である)の特徴は、以下が考えられます。
- 読者に一方的に受け取られる
- 意見を強く伝えることができる
- 高圧的な印象を与える
常体は情報発信や論理的な文章に向いていると思います。
研究論文等も常体で書かれているので、読者も理解しようというスタンスで読む傾向にあると思います。
常体で書かれているサイト
敬体の特徴
敬体(〜です・〜ます)の特徴は、以下が考えられます。
- 読者に双方的に受け取られる
- 回りくどくなる
- 親近感が沸く
敬体は、どのブログジャンルに合っているかは分かりません(言い換えれば何にでも合う)が、論理的な文章を書こうとすると回りくどくなってしまい苦労します。
また、ブログのファンを付けやすい傾向にあると思います。
敬体で書かれているサイト
常体・敬体の組み合わせの特徴
常体・敬体以外にも、これらを文中に組み合わせたハイブリッド型の文体があります。 この特徴は以下が考えられます。
- 個性が出る
- (上手に書かないと)読みづらい
このパターンは特異的で、書くのも難しいです。 上手に書かないと、文章がすんなり頭に入らず混乱してしまいます。
ですが、ひとたびハマると独特の世界観を作ることができます。
常体・敬体の組み合わせで書かれているサイト
おわりに
基本は書きたい・書きやすい文体で書くことが大切です。
ですが、ブログの読者にどのような印象を持ってほしいかまで考える場合は、それに合った文体で書く必要があるでしょう。
僕も文体についてはもう少し考えてみます。